プラスチックは、軽い、丈夫、加工しやすいという特性から、様々な製品や容器包装に利用され、社会に恩恵をもたらしてきました。
しかし、最近では次のような課題が注目されるようになり、早急に対策を進める必要がでてきています。
①主要な原料である原油の採掘から、流通、製造、消費、処分のそれぞれの段階で排出されるCO2量の合計はプラスチック1kg当たり5kg程度である
②都内の家庭及び大規模オフィスビルから排出されるプラスチック80万トンのうち、約70万トンが焼却され、145万トンのCO2が発生する
③プラスチックの製品や容器には1回の使用で廃棄されるものが多く、今のまま多量のプラスチックを使い続けることは持続不可能である
④世界の河川等を経由して多量のプラスチックが陸から海に流出し、海洋生物や海洋生態系への影響等が懸念される
資料:プラスチック製容器包装(東京都環境局WEBサイト)を一部修正
環境省は、普及啓発WEBサイトにおいて「プラスチックは、えらんで、減らして、リサイクル!」というスローガンを掲げ、「エコなプラスチック製品を選ぶ」「使い捨てプラスチックのごみを減らす」「分別してリサイクルに協力する」という3つの取り組みを紹介しています。
消費者向けの解説ページを参考に、改めてご自身の生活を振り返り、脱炭素型ライフスタイルへの転換に取り組んでみましょう!
出典:「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の普及啓発ページ(環境省WEBサイト)