森林は、多種多様な生物の生息・生育地であるとともに、土壌が雨水を吸収し蓄えて豊かな水源となり、その水を徐々に河川へ送り出すことで洪水を防ぐなど、私たちが生活していくための重要な機能を持っています。また、森林にあるたくさんの樹木は地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を吸収するという大切な役割も果たしています。
しかし、東京近郊にある森林の一部は、間伐などの適切な管理が行われないまま荒廃が進み、その存続が危ぶまれています。
中央区では、このような森林を荒廃から守り、育てるため、東京都西多摩郡檜原村の4地区において地球温暖化対策推進事業として「中央区の森」事業を実施しています。
①数馬地区(平成18年度)
②南郷地区(平成24年度)
③矢沢地区(平成30年度)
④本宿地区(令和2年度)
※カッコ内は協定締結年度
また、中央区では令和4年度より、「中央区の森」における森林保全活動や動植物の観察などの自然体験を通し、地球温暖化の防止や生物多様性の保全など、森林が持つ多面的機能を楽しみながら学べる、環境学習事業「檜原村自然体験ツアー」を実施しています。
ツアーに参加すると、「中央エコアクト」のポイントを獲得することもできます。ぜひ参加し、森林や環境について考えてみましょう!